のんびりいこう・ウラブログ

子育て以外のモロモロの事や、日々思うことなど、「のんびりいこう」ではちょっと書ききれない気持ちなどの記録

食育について

尚もとうとう5か月に突入して、そろそろ離乳食が始まります。

私は、食べることは大好きなのですが、正直なところ料理は苦手であまり好きではありません。でも、母が料理好きでいつも美味しいご飯を食べて育ったため、外食やレトルトものもちょっとイヤ(たまにならいいけど)自分ひとりだったら、きっとほとんど料理もせず、どうしてもおなかが空いた時だけ適当に食べるだけ、という生活になるだろうと思いますが、旦那と子供がいる以上作らないわけにはいかず、毎日頑張ってます。

 

朋の時は、初めての子ということもあり、私も相方もいろいろアレルギー持ちなので相当頑張って手作りしていました。もう、自分たちの分と朋の離乳食作りでほとんど一日キッチンにいたような記憶があります。でも、そんなに頑張った記憶はあるのに、「離乳食ってどんなだっけ??」状態のため、現在本で復習中です。

 

さて、そんなに頑張った努力が実ったのか、朋はお肉が苦手なのと、シチューとかカレーみたいなコテコテした料理・ぱっと見て素材がわからないものや黒っぽいものを見た目で判断して食べず嫌いをする位で、お野菜やお魚など比較的なんでも食べられる子に育ちました。「お肉しか食べない!」とか「お野菜を全く食べない」と悩むママさんから見れば、「いい子」の部類にはいるのだと思います。

 

ただ、「食べる」ということに関心がないというか執着しないというか、「食べられるのに食べない」という困った状態です。大好物なものはそれなりに食べますが、それでも、パン1枚を食べるのに30分かかるのは当たり前。食べ物を前にすると体をクネクネさせて踊ってみたり、歌いはじめたりとにかく集中力がありません。「食べないなら片づけるよ!」と言うと、慌てて泣いて「まだ食べるの!」とお皿をガードするのですが、やっぱり一口食べると手が止まる・・・。量を減らしてみたり、お手伝いさせてみたりと工夫してみてもどうにも改善しません。負けず嫌いなので、「競争だよ!」というと結構頑張り始めるのですが、5分もしないうちにまた手が止まる、の繰り返し。

3歳検診のときに、「食べて、食べて」と言い過ぎするとよくないこともある、ママは、無理して一緒に食べようとせず、自分の分をさっさと食べ終えて、少し見守ってみては、というアドバイスをもらったので、1週間位試してみたのですが、1時間以上かかってしまう日が続いてしまい、短気な私には耐えられず・・・。そもそも、そんなに待っていたら、夜寝る時間がずれてしまうし、尚の世話もしづらいし。断念してしまいました。

 

そんな悩みを実家で話していたら、父に「贅沢な悩みだよな」と言われてしまいました。父が子供の頃には考えられない話だと。

父が子供の頃は、終戦してばかりでとても貧しく、食べ物があるのはありがたいことで日々おなかすきっぱなしだったから、「食べない」なんて考えられないこと。その日食卓に並ぶのは、「今、家で用意できる食べ物の全て」だから、兄妹で競い合って一生懸命食べて、それでも足りなくて、自分で魚を釣ってきたり、野にある果物を探して食べたりと子供なりに自分で空腹を満たす努力をしていたそうです。

それが、今はあちこちに食べ物があふれかえっていて、今食卓に出されたものを子供が食べなければ、「これなら食べる?」と新たに出すなんて、本当に贅沢だ!というのです。

その話は、私の気持ちにとても響きました。

私は小さい頃、好き嫌いが多くて、嫌いなものがでると残そうとしては、「全部食べるまで席を立っちゃだめ!食べ物を大切にしなさい!」とかなり厳しくされていました。今まで、「残さないで食べる」だけで「食べ物を大切にしている」つもりだったのだけど、親の気持ちはもっと違ったものだったのかな、と。

私の子供の頃にはもう、食べるものというのは当たり前にあるものだったから、親の思う「食べ物は大切に」というのと私が思う「食事は残しちゃいけないもの」というのはとても大きな違いがあるのだな、と気が付きました。

今まで、朋に対して、とにかく食べてほしくて「食べろ食べろ」と口を酸っぱくして言い続け、食べなければ、口に運んで食べさせてみたり、メニューを朋が食べてくれそうなものにし続けたりとしていましたが、それは正しい「食育」にはならないのですね・・・。

かといって、これからどうすればよいのかという解決方法はまだ見つけられていないのですが・・・。

これから、尚も普通のごはんを食べるようになり、尚も「好きなものしか食べない」とか「集中力がない」というのでは、もう食事の時間がメチャクチャでストレスだらけになります。

とりあえず、これからは、「朋に食べてもらうため」ということばかりを考えるのを辞めて、毎日「今日はこれだけ!これを食べないなら他にはない」という状況を作って、朋を甘やかすのはやめようと思います。

それから、食べる時間もきっちり決めて、「この時間内に食べなければ終わり!」とうのも徹底したいと思います。(これは、カヨ子おばあちゃんのしつけの本にも、書いてあったので。)

 

食べ物を大切にする人間に育ってもらうための食育

まだまだ、悩みは多いけど、これからもう少し「ただ食べてくれればいい」という考えは改めて、どうすればよいか模索していこうと思います。