のんびりいこう・ウラブログ

子育て以外のモロモロの事や、日々思うことなど、「のんびりいこう」ではちょっと書ききれない気持ちなどの記録

かかりつけ医を持とう!

病院で相談員をしていて学んだ事。

 

普段からきちんと自分の体調を理解してくれている、信頼できるかかりつけのお医者さんを見つけておく大切さ。

そして、お医者さんとしっかりコミュニケーションを取り続ける大切さ。

 

病院の相談員をするまでは、お医者さんはその時に一番行きやすいところに行けば、どこに行っても良いと思っていました。何回か通って、イマイチだなぁ、と感じたら気軽に変えても良いものだと。

 

若いうちは、それでも何とかなるのかもしれない。風邪とかのちょっとクスリをもらうだけなら、どこのお医者さんでも良いのかもしれない。

 

でも、年齢を重ねて少しずつ身体のあちこちが衰えてきた時、ずっと付き合ってきたお医者さんの方が、身体の変化について相談したときの理解が早いし、場合によっては本人よりも早く気づいてくれることもある。そういうお医者さんは、必要に応じて、より専門的に見てくれる病院や科に、きちんとした紹介状を書いてくれるし、その後のフォローもしてくれる。

もし、病気や事故で障害を持ってしまった時や、年を取って介護保険が必要になった時は診断書を書いてくれるし、必要な申請やサービスを受けるのに必要な書類も適切に書いてくれる。

 

中には、相談した事について、お医者さんが自分の納得がいく判断や説明をしてくれないと、コロコロ病院を変える人がいる。本人は「正しい診断」を求めているつもりでも、実は、その行為は求めているものからどんどん遠ざかる行為。

何も持たずに新しい病院に行けば、一から検査のやり直しになる。それは、経済的にも時間的にも心身にも大きな負担。

病気によっては、「正しい診断」が出るまでにはとても時間がかかる事もある。時には、その検査をした科では判断が出来ず、他の科での診断が必要になる場合もある。

医療を受ける身からすれば、お医者様なら自分の体調不良について、直ぐに原因を、突き止めてくれて治してくれるものと思うが、中にはどうしても消去法で診断していかなくてはならない病気もある。そういう場合は、辛い時間を待つ力が必要になる。

診断までに時間がかかる理由を説明してくれる医師ならいいが、患者から聞かないと説明してくれない医師もいる。

でも、患者からはなかなか聞けない場合もある。

そういう時にも、日頃から信頼関係があるかかりつけのお医者さんがいると、力になってくれる場合がある。「紹介してもらった病院で検査とか色々してるんだけど、今、どういう状況なのかちゃんと説明してくれないし、質問もし辛いんですよね…どうしたら良いのでしょう?先生からあちらの病院の先生に確認してもらうことできますか?」と相談してみるのも一つの方法。

 

かかりつけのお医者さんを選ぶ時は、規模より、家から通いやすく、主治医制を採ってる病院がおススメ。同じ病院内でいつも違う先生というのは、コミュニケーションを取るのが手間なのでエネルギーが必要になってしまう。

そして、市の検診とかを請け負っていている、市の協力医療病院として登録されている内科だと色々安心。

さらに、レントゲンとかある程度の検査設備があれば、かなり良い。

 

今は、医療技術も進歩して、先生の専門分野も細分化されてしまっているので、患者さんも大変。

でも、不安と不信や、色んな病院を選べるからという気軽さでかかる病院を変えていると、いつのまにか「病院ショッピング」という状態になってしまって、いざという時に間に合わない可能性が出てきてしまう。

 

なので、日頃から通い慣れていて、色んな事を相談てきるかかりつけのお医者さんを決めておくのが、一番安心なのです!